カストロは言わずと知れた、ゲイの街。みなさんご存知ですか?
カストロのゲイタウンとはMarket st-Castro stの交差点から19th stのエリアを主にさします。
このエリアに、ゲイタウンができ始めたのはちょうど第二次世界大戦中。第二次世界大戦の前はこのエリアは労働者階級のアイリッシュタウンでした。
アメリカ陸軍は、戦争に行く旅の途中でサンフランシスコに寄港し、何千人もの男性の軍人を同性愛者という理由で除隊させました。その頃はアメリカでもゲイというのは以ての外。ましてやゲイという理由で陸軍除隊なんてもう以ての外。帰る場所を失ったゲイの元軍人たちが、アイリッシュがいたエリア、カストロに住み始めたのが始まりと言われています。
1970年代にハーヴェイミルクがここカストロに、カメラ屋を開きました。ここが後にゲイのコミュニティの集いの場として使われるようになり、ハーヴェイミルクはのちに頭角を現しました。そして、アメリカで初めて、ゲイとカミングアウトした後に市会議員に選ばれました。ゲイの権利活動家として有名で、タイム誌が選ぶ20世紀の英雄にも選ばれたり、映画にもなっている人です。
簡単に歴史の話でした!
ではでは、街の様子をお届けします。
リーバイスのマネキンも男の子同士が手をつないでいるカストロらしいものでした。
大人のおもちゃやさんもいたるところにあり、その中でもこの上のお店!名前がユニーク!面白い!
Does your mother know 『お母さんはしっているの?』っていうお店の名前!店に入りづらいようなでもユニークだから入りたくなるそんなお店の名前ですね。
めっちゃかわいい雑貨屋さんを見つけて入ってみました!
2013年にカリフォルニア州では同性婚が認められました。その影響で同性婚をテーマにした雑貨もたくさん売っていました。
$5はらって、ゲイレズビアン歴史博物館にも行きました。なかなか興味深かったです。是非行ってみてください!
そして、街のタウン誌をもらいました。
内容は↑こんな感じ。歌舞伎町の”観光案内”で置いてそうな感じの内容です。
カストロを歩いていると、いたるところに虹色のフラッグを見かけます。
これはレインボーフラッグといい、1970年代からLGBTを象徴する旗として使われています。色にはそれぞれ意味があります。
ピンクは性、赤は生命、オレンジは癒し、黄色は太陽、緑は自然、ターコイズは芸術、青は平穏、紫は精神です。
カストロはいろんな意味でリベラルで、いろんな文化があるなと考える街です。そして最後に街を歩いていると裸のおっさんが靴下と靴だけはいて犬を連れて散歩中に遭遇。(裸の人はサンフランシスコにいると週に一回ぐらい遭遇します。)
とにかく、サンフランシスコには人種も含め、いろんな考えを持った人がたくさん集まる街です。誰でも受け入れてもらえる、懐が深い街だなと思いました。